2011年02月20日

ジャン・マルク・ラフォレ

9月24日、今日の訪問先はボージョレーの「ジャン・マルク・ラフォレ」さんです。

朝7時にホテルを出発し、8時に到着しました。

もう、南仏ではなく、ここはブルゴーニュです。

朝早かったせいか、肌寒ささえも感じました。

2009年は天候に恵まれ、もうすでに収穫は終わっていました。

収穫が出来ると思っていたので、ちょっとガッカリ。

ラフォレさんの醸造所は、レニエ村にあります。

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丘の上に畑があり、谷越しに向こうの丘は、ボージョレー・ヴィラージュの畑です。

晴れるとモンブランが見えるそうで、とても見晴らしのよいところです。

ラフォレさんは、奥さんと三つ子の息子さんのうちのひとりトマ君と三人で経営されています。

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ボージョレー・ヴィラージュ、レニエ、ブルイィ、コート・ド・ブルイィに畑を持ちます。

栽培しているぶどうは「ガメイ」で、赤ワインとロゼワインを造ります。

このあたりは大陸性気候なので、夏から秋にかけては、雨はほとんど降りません。

手の形のように、枝を五本残すゴブレ方式で剪定しているので、機械による収穫は出来ないため、100%手摘みです。

樹齢は平均60年、最高90年まであり、代々受け継がれた樹が大切に栽培されています。

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483mと1012mの山に挟まれ、この二つの山が風を遮り、日だまりとなり、他より早くぶどうが熟します。

土壌は花崗岩が風化して砂状になったもので、これが蓄熱してなお一層早く熟す要因になっています。

熱を伝わりやすくするため、ぶどう樹はとても背が低いです。

低い姿勢での収穫はかなりきついそうです。

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一番早く熟すので、いち早くワインにして売り出すことが出来ます。

ということで、このあたりは「ボージョレー・ヌーヴォーの発祥の地」となりました。

かつては、解禁日がなかったので、早い者勝ちで、リヨンやディジョンに売りに行くと「バカ売れ」したそうです。

今ではそういうわけにはいきませんが・・。

ラフォレさんでは、収穫したぶどうを窓から醸造所に入れて、ベルトコンベアーで地下のタンクに運びます。

グラップ・アンチェールといって房のままタンクに入れます。

野生酵母が活発になる28〜30℃で醗酵させます。

昼食をごちそうになりました。

久々に葉物野菜のサラダにありつけました。

自家製とは嬉しい限りです。

部屋には収穫に来られた人の写真が貼ってありました。

収穫は、北ヨーロッパのきれいな女性を集めるとうまくいくそうです。なるほど・・。

ヌーヴォーの印象が強いボージョレーですが、熟成させたタイプのものも試飲させていただきました。

何と1989年のボージョレー・ヴィラージュです。

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ボージョレーといえども、しっかり造ればこんなに熟成できるものかと感心しました。

2009年は1947年、1976年以来の例外的によく熟したいい年でした。

醗酵中の2009年ボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーを一足お先に、乾杯!

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ラフォレさんでは、ヌーヴォーの他に、クリュ・ボージョレーを造られています。

今飲んでも美味しいし、10年、20年の熟成が期待できるワインです。

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ラフォレさんを最後に、バスにて、一路シャルル・ド・ゴール空港へと帰国の途へ着きました。

何とパリの街並みを横目に、高速道路にて素通りです。

これにて、2009年のワイナリー訪問記を終わります。   武元 久一



現地買い付けワインのお店「たけや」http://takeya.ocnk.net/


ジャン・マルク・ラフォレさんのワインはこちら

レニエ http://takeya.ocnk.net/product/295

ブルイィ http://takeya.ocnk.net/product/296

コート・ド・ブルイィ http://takeya.ocnk.net/product/297

ブルイィ・キュヴェ・プレステージ http://takeya.ocnk.net/product/306
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2011年02月19日

ドメーヌ・ショーム・アルノー

9月23日、午後3時、コート・デュ・ローヌ最後の訪問先「ドメーヌ・ショーム・アルノー」さんに到着。

ご主人のフィリップさん、奥様のヴァレリーさん、長男のディボーさん、三人でお出迎えして下さいました。

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こちらでは、完璧なビオディナミ(生体力学農法)です。

2009年からは、ビオディナミの認定団体の「Demeter」を取得し、正式に名乗ります。

今年は乾き過ぎでしたが、先日雨が降って、丁度良い湿り具合になったそうです。

ピジャージュの見学。

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果皮、種子などが醗酵により、炭酸ガスで浮き上がり、果帽となるので、これを棒でかき混ぜます。

マセラシオン(醸し)をスムースに行うための作業です。

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ビオディナミの導入により、土の生き物が増え元気になっています。

土の中には、ミミズがいます。

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屋外には、プレパラシオンといって、有機肥料を調合するための木製の「ダイナマイザー」撹拌機がありました。

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水晶の砕いたものや、水牛の角に牛糞を詰めたものから、プレパラシオンは造られます。

ビオディナミは、イタリアの中世からやっている方法で、体系化したのは「シュタイナー」です。

農業カレンダーがあり、天体の動きにより、プレパラシオンを播く日、また時間が決まっています。

生物の本来もっている力をいい方向に押してやるそうです。

とにかく、難しいです。

すべてのこちらのワインにいえる特徴は、優しい果実味ときれいな酸。

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これからますます目が離せないワイナリーさんです。

いよいよ、明日のワイナリー訪問が最後となります。次回をお楽しみに。 武元 久一


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2011年02月18日

ドメーヌ・ド・ラ・ヴィエイユ・ジュリアンヌ

9月23日、朝9時半頃「ドメーヌ・ド・ラ・ヴィエイユ・ジュリアンヌ」さんに到着。

このあたりは、コート・デュ・ローヌ地方南部、ローマ法皇庁がアヴィニョンに移された時の夏の離宮があった場所です。

「シャトー・ヌフ・デュ・パプ」というワインが造られます。

法皇の新しいお城という意味です。

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醸造所から道を挟んで向こう側が「シャトー・ヌフ・デュ・パプ」の区画。

醸造所側が「コート・デュ・ローヌ」の区画です。

敷地に入ってすぐ左に、19世紀後半にヨーロッパ中のぶどう樹を壊滅的にした「フィロキセラ」という害虫の被害を受けていない樹齢の110年以上のぶどう樹があります。

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南フランスの砂質土壌の畑にはこんな樹が多いそうです。

中に入って行くとオーナーのジャン=ポール・ドーマンさんがお出迎えしてくださいました。

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この時期は、収穫の真っ最中です。

一番いいタイミングで収穫したいと8月20日から畑に出っぱなしで目が離せません。

ぶどうのことを考えだすと夜もあまり眠れないそうです。

本当は、この時期は訪問を受け付けないのですが、我々は特別に受け入れてくださいました。

大変神経質になっていらっしゃり、家族ですら醸造所には入れません。

ましてや先代のお父様でさえです。

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それほど極限の緊張感の中でのワイン造りです。

こちらでは、ビオディナミで栽培を行います。

ぶどう樹は浮力で空(天)に、根は重力で下(土壌)に伸びます。

この二つが一体となって、ぶどう樹になります。

空(天)の部分は人間には管理できませんが、土壌は管理できます。

いかに根っこを下に伸ばし、1.5m下の岩盤に根っこを入れるか考えておられます。

そうすれば、天気の影響は受けません。

「ラ・マン・ヴェルト」緑の手という言葉があります。

その人が手入れをすると元気になるということだそうです。

ドーマンさんは、最初は信じておられなかったのですが、好きになれない苦手な畑があったので、その畑を一生懸命、心を入れてよく面倒をみられたそうです。

そうすると、その畑は復活し、良いぶどうができるようになったそうです。

それ以来、人間の意思は通じる、どうせやるんだったら信じて畑仕事をしようと思われました。

何もせずほったらかしでも、やり過ぎでもダメ。

調和が大切です。

やるべき時にしっかりやるという判断が重要。

訪問させていただいた日は、収穫をしないと判断された日だったそうです。

自然派の造り手には、二通りあります。

まず一つは「グラップ・アンチェール」といってぶどうを除梗せず房のままタンクに入れる方法です。

これを「自然派の自然派」といわれています。

ここでは、お父さんの代ではこの方法でした。

もう一つは、除梗する方法で、「自然派の本格派」といわれ、ドーマンさんはこれです。

そうすることによって、ガッシリとした飲んで喉が渇くようなワインとなります。

ドーマンさんは、そんなワインがお好きなようです。

畑の見学の後、ワインのテイスティングをさせていただきました。

お嬢さんのリリーちゃんがお手伝いしてくれました。

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アメリカ人が1000ドル支払っても欲しい「シャトー・ヌフ・デュ・パプ・レゼルヴ」などのお宝ワインを試飲させていただきました。

http://takeya.ocnk.net/product/280

一流のワインの風格を感じるワインでした。

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ワイナリー訪問はまだまだ続きます。次回もお楽しみに。  武元 久一



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ドメーヌ・ド・ラ・ヴィエイユ・ジュリアンヌさんのワインはこちら

ヴァン・ド・ペイ http://takeya.ocnk.net/product/110

ラ・ピオッシュ http://takeya.ocnk.net/product/308

ル・セカトゥール http://takeya.ocnk.net/product/309
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2011年02月17日

ドメーヌ・ジャン・ダヴィット

「シャトー・ド・ランガラン」さんを後にして、午後からはコート・デュ・ローヌ地方の南部「ドメーヌ・ジャン・ダヴィット」さんへ向かいました。

「フランスの美しい村」に認定されたセギュレ村にあります。

山に貼りついたような村です。

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奥様のマルティーヌさんの案内で村を散策しました。

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その後、バスでジャンさんの待つ畑へ。

バスを降り、畦道の道端になっているイチジクをかじりながら行くと、丁度ぶどうの収穫の真っ最中でした。

早速、ハサミを借りて収穫の仲間に入れてもらいました。

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みんな本当に楽しそうに仕事をします。

収穫はとても大変な作業です。

収穫する人が幸せなら、ワインが美味しくなると信じ、楽しく収穫が出来るよう心がけておられるそうです。

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特に、畑にいるジャンさんは、まるで少年のように楽しそう。

その様子は保護色のように畑と一体化しているように感じました。

収穫が終わり、醸造所の横でテイスティングをしました。

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こちらでは、グラップ・アンチェールといって除梗せずに房ごとぶどうを発酵タンクに入れます。

そのまま、何も手を加えないことが自然だという考え方です。

昔はブルゴーニュ地方もこの方法でしたが、タンクにぶどうがたくさん入らないということから除梗するようになったとか・・・。

房のままタンクに入れると隙間が出来るので発酵時に温度が上がりすぎず、果実味のあるフルーティなワインになります。

タンクの温度も人為的なコントロールはせず、室温のままです。

それも、それが自然だからです。

熟成に樽は使いません。

樽でタンニンをつけなくても、梗からのタンニンが自然とつきます。

梗もぶどうの一部、すべてが自然そのものです。

フランスのワイン法で、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュのワインに「セギュレ」という村名を併記できることになっています。

ランクが上のキュヴェを「セギュレ」としてリリースします。

この日、収穫したぶどうは「セギュレ」になる予定だそうです。

今回は、そんな大地の恵みと、栽培する人、収穫する人、醸造する人、それぞれの情熱がたっぷり詰まった、ぶどうの味がたっぷり感じられる、自然なワインを紹介します。

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ワイナリー訪問はまだまだ続きます。次回もお楽しみに。  武元 久一



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ドメーヌ・ジャン・ダヴィットさんのワインはこちら

コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・セギュレ http://takeya.ocnk.net/product/109
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2011年02月16日

シャトー・ド・ランガラン

「ドメーヌ・ドーピアック」さんの訪問の後、ラングドック地方の中心都市モンペリエにて宿泊しました。

少し買い物でもと思ったのですが、店が開いている時間はワイナリー訪問で、それも叶わず、夜になってコメディ広場に行きました。

カフェは営業していました。

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店内は禁煙ということもあって、ほとんどの人が店外の広場に置かれたテーブルで、楽しそうに飲食していました。

次の日9月22日は、ディアンヌさん(姉)とコンスタンスさん(妹)の美人姉妹の経営する「シャトー・ド・ランガラン」さんへ。

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こちらは、大阪市の地図に大阪城が載っているように、モンペリエの地図に載っている、そんな由緒あるシャトーです。

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バスが着くと、コンスタンスさんが手を振ってお出迎え、そして、ディアンヌさんの待つ醸造所へ案内されました。

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「シャトー・ド・ランガラン」さんには、専属のエノローグ(醸造家)のリオネルさんがいます。

通常エノローグは、何軒ものワイナリーをかけもちするそうです。

ディアンヌさんとリオネルさんが醸造担当者、そしてトップセールスレディに輝いたコンスタンスさんは営業担当者、3人で1つのチームです。

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こちらでは、区画ごとにタンクに仕込みます。

たどれば畑に行き着く、というブルゴーニュと同じ考えです。

ディアンヌさんはすべてのタンクを1日2回試飲して、ワインの状況を見極めます。

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その後、コンスタンスさんより、シャトー内を案内してもらい、試飲会場へ。

1本ずつ説明を受けながら、13種類試飲しました。

各々のワインに特徴があり、個性があります。

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濃いワインが流行ったり、樽香の効いたワインが流行ったりしても、こちらでは、昔からずっと一貫して「エレガント」なワインを造り続けておられます。

そのため、白のトップキュヴェである「アデリス」は、焼いた樽ではなく、蒸した樽を使います。

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そうすることによって、エレガントさを失わないワインとなったそうです。

試飲の後は、家族しか通さないという部屋に通していただいて、昼食をごちそうになりました。

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我々は仕事の取引を越えた関係ですと言っていただいて感激しました。

さすが、由緒あるシャトー、中世の貴族が着る衣装があり、着させていただきました。

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赤のトップキュヴェの「ケトン・サン・ジョルジュ」は、フランスの三ツ星レストランでオンリストされています。

http://takeya.ocnk.net/product/131

そのほかのどのワインも素晴らしいものばかりです。

フランス・ラングドック地方にもヌーヴォー=プリムール(新酒)があります。

こちらでも毎年プリムールを発売します。

秋に収穫したぶどうの内の一部をプリムール用に仕込みます。

ワインの名は「フリュイ」フルーツという意味です。

その名の通りの味わいで、苺を口にほおばったような印象のワインです。

濃くて味ののったワインを造るのは簡単ですが、軽くて味ののったワインを造るのは至難の業だそうです。

ぶどう品種はシラーです。

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このワインも僕の一押しです。

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ワイナリー訪問はまだまだ続きます。次回もお楽しみに。  武元 久一


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シャトー・ド・ランガランさんのワインはこちら


シャトー・ド・ランガラン マグナム http://takeya.ocnk.net/product/95

シャトー・ド・ランガラン http://takeya.ocnk.net/product/277

シャトー・ド・ランガラン キュヴェ・サント・セシル http://takeya.ocnk.net/product/105

ドメーヌ・ド・ランガラン ルージュ http://takeya.ocnk.net/product/263

ダム・ド・ランガラン ブラン http://takeya.ocnk.net/product/220
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2011年02月14日

ドメーヌ・ドーピアック

9月21日、「ドメーヌ・ムリニエ」さんを後にし、午後からは、モンペイルーという村の「ドメーヌ・ドーピアック」さんに行きました。

細い道の町並みをバスで行くと、ワインのラベルになっている見覚えのあるオーピアックの「A」の看板が目に飛び込んできました。

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早速、醸造所の中を案内して下さいました。

何事にも意欲的なオーナーのシルヴァン・ファダさん、実験的に行っている醗酵樽を見せてくれました。

小樽にぶどうを房のまま入れます。

これを「グラップ・アンチェール」といいます。

除梗せずに醗酵させ、醗酵が始まると棒でかきまぜます。

これを「ピジャージュ」といいます。

僕にも少し体験させてくれました。

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最近の流行の醸造方法をシルヴァン・ファダさんも研究しておられるようです。

そして、忘れてはならないのが「コカリエール」の畑。

普通の車では行けないような山の中です。

ぶどう畑にするため、ダイナマイトで岩を砕き、大きな借金をして奥さんに逃げられ、心臓病をも患ったというエピソードがあります。

多くの困難を乗り越えた彼は、岩の上で誇らしげに笑ってくれました。

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今では、スペインから収穫にきていた女の子を射止め奥さんに、子供さんにも恵まれ、幸せいっぱい!

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「コカリエール」という美味しいワインを生産されるまでになりました。

奥さんのスペイン風料理でもてなしていただきました。

「A」のマークのワインはおじいさんから引き継いだ畑のものです。

樹齢60歳の古樹もあります。

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そして、牡蠣の化石がごろごろした土壌にローズマリーなどのハーブが自生しているので、ワインになるとそのままミネラルやハーブ香が感じられました。

かつてこのあたりではとにかく濃いワインをと競い合って造っていました。

でも、やはり本当に美味しいのは、濃さの中にミネラル感があるエレガントなワインだと僕は思います。

それを叶えてくれたのが「ドメーヌ・ドーピアック」さんです。

命がけで最高の幸せを勝ち取った男の自信が満ち溢れたワインです。

彼のエネルギーが入っています。

元気になれるワインはいかがでしょうか?

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ワイナリー訪問はまだまだ続きます。次回もお楽しみに。 武元 久一



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ドメーヌ・ドーピアックさんのワインはこちら

ル・マゼ http://takeya.ocnk.net/product/120

レ・コカリエール ブラン http://takeya.ocnk.net/product/303

レ・コカリエール ルージュ http://takeya.ocnk.net/product/211
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2011年02月13日

ドメーヌ・ムリニエ

9月21日、今日もラングドック地方サンシニアン村です。

「ドメーヌ・ムリニエ」さんにおじゃましました。

ムリニエとは、オリーブオイルを造る人という意味で、その名の通り20haのぶどうと4haのオリーブが栽培されています。

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ワイナリーに着くと、格闘家のような体格のステファンさんがお出迎え。

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それもそのはず、元プロのラガーマンだったそうです。

1980年におじいさんからお父さんのギイさんに引き継がれました。

その時、この地方に初めてシラーを植えました。

そしてシラーを使ったワインをコンクールに出すと高く評価されるようになりました。

しかし、入賞すると突然引き合いが多く入るので、昔ながらのお付き合いの先に迷惑がかかってしまうようなことになってはいけないと、今ではコンクールにはあえて出さないとおっしゃってました。

金儲けよりも、人間関係を大切にされているというお人柄がよくうかがえます。

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ムリニエのワイナリーの建物は赤土色をした立派な建物です。

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何と自分達で少しずつ建てられたというのには驚きです。

醸造所は、ぶどうが順番に上から下へ移動していきポンプを使うことなくワインが造れる仕組みに造られました。

ポンプを使うとぶどうにストレスがかかり、香りが飛んだりするそうです。

重力で移動するのが自然の摂理です。すべては美味しいワインを造ることを考えて建てられたというから素晴らしい!

ワイナリーの中には化石が展示されていました。

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これは、畑から恐竜の卵の化石や原人の石器が数多く発見されたので、お父さんのギイさんがコレクションされているのです。

そんな古代のロマンがいっぱい詰まった土壌からできたぶどうから造られたワインなのです。

「ロモ・エレクチュス」とは、直立人のことで、ピテカントロプス・エレクトスや北京原人などです。

このお父さんのギイさんを見ているとなんだか「原人」に見えてきた!(笑)

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ラベルにも「原人」が描かれています。

このワインは果実味がたっぷりでフルーティ、その上、昆布だしや磯の風味もあり、海のようなミネラル感もたっぷり、「ワインに昆布だし?」と思われる方、百聞は一見にしかず一度お試し下さい。

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抜群のコストパフォーマンス、僕の一押しです。「原人のワイン下さい」とお申し付け下さい。

ワイナリー訪問はまだまだ続きます。次回もお楽しみに。 武元 久一



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ドメーヌ・ムリニエさんのワインはこちら

キュヴェ・ド・ロモ・エレクチュス http://takeya.ocnk.net/product/192
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2011年02月12日

クロ・バガテル

9月20日、いよいよ、このツアーのメインイベント、収穫体験です。

ラングドック地方の山あいのサンシニアン村、リュックさんとクリスティーヌさん兄妹が経営するワイナリー「クロ・バガテル」さんヘ。

収穫の前に蔵に行き、「デキュヴァージュ」という醸造行程の体験をさせていただきました。

醗酵が終わった赤ワインのタンクの栓を抜きます。

するとフリーランワイン(圧搾することなく流れ出るワイン)が勢いよく出てきます。

そうするとタンクの中には、果皮や種などのマールが残ります。

それをかき出す作業を「デキュヴァージュ」といいます。

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先ず、外からある程度かき出したら、タンクの中に人が入って奥のマールを取り出し口まで集めます。

それはそれは重労働です。

ましてタンク内はまだ醗酵が終わりきっていないため炭酸ガスが充満し死亡事故の危険性も・・。

必ず二人以上で行うことになっています。

参加した12の酒屋の中の若い衆が頑張ってくれました。(僕は老い衆?なので見学)

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ただでさえ忙しいこの時期に、なんと、全員分のオリジナルTシャツ、フルネーム入りエプロン、麦藁帽子、収穫用ハサミ、手袋までもご用意して下さってました。

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感謝感激!

早速、フル装備で、ドナデューという区画の畑へ。

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カリニャンというぶどうの収穫です。

リュックさんから収穫の仕方を教わり、端から順番に開始、収穫体験とはいうものの2.3房摘むのではなく、1区画全部を12名で収穫しました。

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午前中の収穫が終わり、蔵に戻り、お昼ごはんまでごちそうに、もちろんワインもいただき、午後からも収穫があるとは思いづらい雰囲気です。

なのに、みんな畑に着くとエンジン全開、収穫再開です。中腰の作業なので、けっこう腰にきます。

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夕方近くになると雨が降りだしました。

まだ、途中でしたがクリスティーヌさんのご主人が「この辺でやめようか」とおっしゃったのですが、やめるどころかみんなのピッチはあがります。

そして、トラクターの荷台がぶどうでいっぱいになり、無事終了。

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収穫したぶどうを見ると何物にも代えがたい充実感、達成感でみんな満足気でした。

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蔵に戻り、醗酵中のワインのテイスティングをさせていただき、その後は夕食までごちそうになり、いたれりつくせり、それにしてもこの「クロ・バガテル」ファミリーのホスピタリティには頭が下がります。

手造りのワインの味わいには造り手の人柄が出ますが、リュックさんとクリスティーヌさんのぬくもり、愛情が感じられるワインとなります。

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僕達が収穫したぶどうは、リュックさんのあだ名「ルル」の付いた「ルル・カリニャン」というワインとなり、6月に日本に到着します。

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僕達の人柄も入ってしまっているのでしょうか??楽しみだなぁ。

ワイナリー訪問はまだまだ続きます。次回もお楽しみに。 武元 久一



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クロ・バガテルさんのワインはこちら

ラ・テール・ド・モンペール http://takeya.ocnk.net/product/286

ヴェイエ・ドトンヌ http://takeya.ocnk.net/product/38

キュヴェ・トラディション http://takeya.ocnk.net/product/270

ルル・カリニャン http://takeya.ocnk.net/product/293

ドナデュー・キュヴェ・マチュー・エ・マリー http://takeya.ocnk.net/product/288

ドナデュー・キュヴェ・カミーユ・エ・ジュリエット http://takeya.ocnk.net/product/287

オー・キャトル・ヴァン・ブラン http://takeya.ocnk.net/product/267
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2011年02月11日

ドメーヌ・ド・ラルジョル

9月19日、くねくねと並木道をバスが走り、向こうの方で大きく手を振って出迎えて下さる姿が見えてきます。

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南フランス最初の訪問先の「ドメーヌ・ド・ラルジョル」さんです。

さすがに南フランスの日差しは強く、太陽がまぶしいです。

今年の春にオーナーのテスランさんご夫妻をお招きし、ワイン会を開催した時、今度は僕が訪問させていただく約束をしていたので、僕にとってラルジョルには特別な思いがありました。

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まず、メルロの畑を見学させていただきました。

土を掘って、地中の土壌の様子をみせていただきました。

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地表は有機物をたくさん含み、濃い色。

中間は、ミネラルが豊富でだんだん色が薄くなり、深部は石灰質土壌に変わり白っぽくなっていました。

これがメルロに向いた土壌だそうです。

続いて機械摘みの見学です。

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畑の責任者の方は「モウカリマッカ、ボチボチデンナア」と言いながら(誰が教えたのか??)めちゃくちゃ陽気に作業をします。

機械摘みのメリットはワインの価格が下げられることです。

また手摘みだと2週間ほどかかり、その間にぶどうの熟度が変わってしまうので、機械で一気に行うと品質のばらつきも防ぐことができます。

ぶどう樹をまたいで通る、すごく背の高い機械です。

ぶどうの樹を揺すってぶどうの実を落とし、樹を傷つけることなく収穫します。

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そして、ぶどうの梗の部分も取り除きます。

しかし、立派な房が残っているではありませんか!「このぶどうは?」と聞くと「残っているのは熟していないぶどうです」と。

収穫されたぶどうは完熟で甘くてとても美味しいのに、収穫されず残ったぶどうを食べてビックリ、すっぱい!この機械はすごいです。

手摘みを超える機械摘みです。
 
収穫されたぶどうはトラックで醸造所に運ばれ、ベルトコンベアに乗せられて人手による選果作業が行われます。

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自分が動いているような錯覚になり、僕は気持ち悪くなってしまいました。

大変な作業です。

今年はぶどうの出来が大変良いので葉っぱやゴミを取り除くだけで充分だそうです。

将来の担い手(孫)のちびっ子もお手伝いしてましたよ。

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その後、蔵の中では醸造責任者である息子さんのフランソワからワインの説明を聞きました。

未醗酵のジュース、醗酵途中や熟成中のワインを試飲し、16種類すべてのアイテムの試飲をしました。

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そして、いよいよディナーです。

生牡蠣やオードブル、たくさんのお料理、「そない飲まんやろ〜」というくらいポン!ポン!ワインが開けられます。

ラルジョルを訪問すれば、当然、日付けが変わらないとホテルに帰れないのだそうです。

まるでリゾート気分のようなおもてなしで夢のようなひと時でした。

底抜けの明るさ、情熱に感銘したことは言うまでもありませんが、息子のフランソワさんがドメーヌの中で活躍して行こうとする姿を見守る母親マリ=ピエールさんを見ていて、フランスも日本も同じやなぁと思いました。

うちの息子が留学したいといっている話をした時、フランソワさんもカリフォルニアに留学されていたので、心配じゃないですか?とか、息子はいつフランスに来るの?とか、大変気にかけてくれるのです。

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「フランスに家族が出来たと思って下さい」とまでおっしゃって下さいました。

もう、ラルジョルのワインを頑張って売るしかありませんね。

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ワイナリー訪問はまだまだ続きます。次回もお楽しみに。 武元 久一



現地買い付けワインのお店「たけや」http://takeya.ocnk.net/


ドメーヌ・ド・ラルジョルさんのワインはこちら


キュヴェ・パラドックス http://takeya.ocnk.net/product/233

ズィー・ド・ラルジョル http://takeya.ocnk.net/product/199

カベルネ・ド・ラルジョル http://takeya.ocnk.net/product/98

カベルネ・メルロ http://takeya.ocnk.net/product/230

シラー・カベルネ http://takeya.ocnk.net/product/215

サラバンド http://takeya.ocnk.net/product/39

ロゼ・ド・カベルネ http://takeya.ocnk.net/product/231

セヴィリャーヌ http://takeya.ocnk.net/product/291

シャルドネ http://takeya.ocnk.net/product/22

ファランドール http://takeya.ocnk.net/product/290

ヴァン・ムスー http://takeya.ocnk.net/product/219
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2011年02月10日

クロ・ラ・クータル

9月19日、南西地方カオール地区の「クロ・ラ・クータル」さんを訪問。

カオールのワインの生産量は、年間約4000hlでボルドーのサンテミリオンと同じくらいです。

19世紀末のフィロキセラ(ヨーロッパ中のぶどう畑を壊滅的にした害虫)以前は約40000hlあったのですが、山あいの畑は立ち直れなかったそうです。

カオールと言えば、マルベック(別名コット)という黒ぶどうを主体に造ります。

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昔のイメージでは、真っ黒なワインで、1800年代ロシア人が好んで飲んだそうです。

1971年にA.O.C.に認定されましたので最近のことです。

「クロ・ラ・クータル」のオーナーは6代目フィリップ・ベルネードさんです。

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こちらのワイナリーは1種類のワインしか生産しておらず、そのせいか?我々のグループでは初訪問です。

お互いに緊張していたせいか初めはちょっとこわそうな印象を受けました。

カオールワイン一筋で6代!なかなか6代も続くものではなく、こわそうな印象の中に、その守り続けたものを感じました。

先ず、畑の見学。畑は建物を中心にかたまっています。

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全部で65haで、80%のマルベックと20%のメルローが栽培されています。

収穫の前に葉っぱを予め落とします。そうすることで良いタイミングで一気に収穫ができるそうです。

その後、醸造所の見学をしました。複数の建物に渡って醸造設備、貯蔵設備がありました。

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そして、テイスティングルームヘ。立派なバーカウンターがあり、そこには1895年のパリのコンクールでメダルを獲得した賞状などがさりげなく誇らしげにかけてありました。

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こちらで昼食をごちそうになったのですが、食事の準備が遅かったのか「早く持って来ないと帰っちゃうぞ!」と携帯電話で奥さんに言っていたのが印象的で、精一杯のおもてなしを感じました。

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ワインは1種類だけなので、色んなヴィンテージのものを試飲しました。

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実は、2001年2002年2005年はとてもいい年だったので「グラン・クータル」というワインが造られたらしく、お宝のワインまで試飲させていただきました。

ワインの印象が強いのですが、こちらでは、何と売り上げの45%が「ソムリエナイフ」です。

フィリップさんは、アイデアマンでソムリエナイフで特許まで取ってしまいました。お土産にと色違いで2つのソムリエナイフをいただきました。

このツアーに行くまで知らなかったのですが「クロ・ラ・クータル」のラベルに描かれているのは、世界遺産の「ヴァランドレ橋」です。

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カオールと言えば、黒ワインと言われるほど濃いワインの印象で、一部の生産者はいまだにただ濃いだけのワインを生産しています。

ここでは、濃いさの中にもエレガントさがあり、ぶどうの美味しさを存分に感じていただけるワインです。いかがでしょうか?    武元 久一

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クロ・ラ・クータルさんのワインはこちら http://takeya.ocnk.net/product/294
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2011年02月09日

パスカル・シモニュッティ

9月18日、曇り。ロワール地方は9月というのに肌寒いです。

今日は、「パスカル・シモニュッティ」さんへ。

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3年前に来日された時、真冬の1月というのにTシャツ姿だったのがとても印象的な彼、今回も真っ赤なTシャツで迎えてくれました。

蔵に着いたが、そのままバスに乗ったまま畑へ。

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畑の回りには森があり、草が生え、りすやジビエなどが生息し、土壌には微生物がいて、それぞれが影響しあった大自然の中にあります。

この自然な環境が大切です。

パスカルは現在5haの畑でぶどうを栽培、その内1.2haがオーナー、3.8haが賃貸です。

賃料は出来たワインでちょこっとだけ支払っているそうです。

ぶどうは、樹齢90歳のピノー・ドニス、シュナン・ブラン、グロロー、そして、世界でここだけといわれる100歳以上のガスコンが栽培されています。

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100歳以上の木は砂質土壌に植えられています。

砂質土壌はフィロキセラ(フランス全土を襲った害虫)に強いといわれていますが、ここでもみごと生き残り、純粋なフランス産の古樹が頑張っていました。

大昔から植えられているので、同じ区画の中にいろんな品種が植えられ、この大らかさがたまらなくいい感じです。

ガメイの粒、何と果汁が赤い、よく熟すと果汁までもが赤くなるそうです。

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畑には、「火打石」がゴロゴロしています。

これはワインの香りや味に影響します。

スモーキーな香りがするワインに「火打石」の香りなどと白ワインの香りを表現する時によく使いますが、こういう土壌で育ったぶどうから出来たワインなんだなと再認識しました。

また、少し歩くと「ミュール」を見つけました。

別名ブラックベリーです。

赤ワインの香りを表現する時によく使いますが、実際見るのは初めてでした。

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そうこうしていると、パスカルの携帯に宅配業者から電話がかかってきました。

通販で注文したスニーカーが届いたようです。

パスカルが通販で物を買っているとはちょっと驚きました(笑)何しろ田舎なので再配達をしてもらうのも大変なので急いでパスカルは蔵に戻りました。

僕達も蔵に戻り、ワインの試飲をさせていただくことに。しかし、グラスが足りないと、パスカルはご近所にグラスを借りに行ってしまいました。

このあたりもパスカルらしい!かなりの時間、のんびりと待った。こののんびり感もいやではない。

自然派の中にも自然派と正統派があり、パスカルは自然派の自然派。簡単に言うと何もしない派。

ぶとうを除梗せず房のまま醗酵槽に入れる「グラップ・アンチェール」という方法でワインを造ります。

この方法で醸造するとアロマやフレッシュさがしっかり残ったワインになります。

ぶとうの梗までしっかり熟したものでなければこの方法は使えないそうです。

彼の風貌から付いたあだ名は「空海」外観だけでなく、自分の思うワインをたったひとりで造り続けている様子は悟りを開いた僧侶のようにも思えたから。

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それに何と言ってもパスカルのワインは、田舎ののどかさ、パスカルの性格がそのまま入ったようなワイン。

のんびり夜な夜な飲みたいワイン。

かしこまったお料理でなく、手造りのパテをいただきながらね。

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そんなパスカルの自然にすうっと体にしみわたる、やみつきになるワインはいかがでしょうか?

ワイナリー訪問はまだまだ続きます。次回もお楽しみに。 武元 久一

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パスカル・シモニュッティさんのワインはこちら


ル・プレ・ノワール http://takeya.ocnk.net/product/278


ボワール・チュ http://takeya.ocnk.net/product/304
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2011年02月07日

ドメーヌ・イャニック・アミロ

9月17日、午前中のフィリップ・アリエさんの訪問の後、午後も引き続きロワールらしい小雨まじりの天候でした。

次のワイナリーは「イャニック・アミロ」さんです。

オーナーのイャニックさん、奥様のニコールさん、息子さんのブノワさんが出迎えてくれました。

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こちらでは、カベルネ・フランから「ブルグイユ」「サン・ニコラ・ド・ブルグイユ」という赤ワインとロゼワインを造っています。

規定では、カベルネ・ソーヴィニヨンを10%までなら入れてもいいことになっていますが、この地方でカベルネ・ソーヴィニヨンはうまく熟さないので、「イャニック・アミロ」さんでは、2006年よりカベルネ・フラン100%で造られています。

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我々が取引しているワイナリーさんは全て、化学物質に頼らない昔ながらの農業を行っておられますが、当たり前のことなので、「ビオ認定」を受けていないところが多いです。

ワイナリーさんによって考え方がまちまちですが、この「イャニック・アミロ」さんでは、2009年のヴィンテージから正式に「ビオ」を名乗られるそうです。表示しなければわかってもらえないですよね。 

まず、畑を見せていただきました。カベルネ・フランのぶどう木が整然と並んでいます。

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もちろん除草剤は使わないので雑草がはえています。しかし、ぶどう木の高さもきちんと揃い、手入れがきちんとされているなぁと思いました。

2009年は天候にとても恵まれ腐敗しているぶどうはないそうです。

続いてワイナリーの中を見学させていただきました。

トロンコニックの大樽で醗酵させます。

これは横から見るとハの字型をしており、樽の中で対流が起こり、効率よくジュースと皮が接触することが可能になるそうです。

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近頃、ロゼワインの評判がよく、ヨーロッパでも流行しています。

日本でも和食にぴったりで万能です。

そのロゼワインの生産のために非常に高価な最新型の真空圧搾機を購入されました。

ロゼワインの製造方法には赤ワインを造る方法である程度着色したらワインを抜き取る「セニエ方式」と「直接圧搾(プレス)方式」があります。

プレス方式でロゼワインを造るとセニエ方式に比べて、フレッシュな風味に出来上がります。


今回は、食前から食中まで、これ1本で楽しめるロゼワイン、セニエ方式で造られた「ロゼ・デキノックス」を紹介します。http://takeya.ocnk.net/product/173

きれいな桜色で、どこか懐かしいドロップのような香り、さっぱりとして口当たりのよい上級ロゼワインです。

こちらでも夕食をご用意いただき、大変なおもてなしをしていただきました。

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ワイナリー訪問はまだまだ続きます。次回もお楽しみに。 武元 久一



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サン・ニコラ・ド・ブルグイユ「ラ・ミーヌ」 http://takeya.ocnk.net/product/242
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2011年02月06日

ドメーヌ・フィリップ・アリエ

9月17日、アンジェのホテルに昨日に引き続き連泊です。

夜8時、まず腹ごしらえ。

フランス2日目というのに、全会一致で中華へ。

中華といっても日本で食べる中華とは少しイメージが違い「ベトナム風」でした。

日本でこの味は許されませんが、パリ在住の伊藤さんからすると合格点だそうです。

その後、昨晩行った自然派ワインバーへ、また今日も。

我らの「マルク・ペノ」さんを知らないというので今日はペノさんからもらったワインを持って行きました。

フランスでも今や自然派ワインが注目されているらしくそのワインバーは外までお客さんで溢れかえっていました。

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次の日、また朝から雨でした。

メンバーの中に雨男か雨女がいるのでしょうか?雨雲と共に行動しているよう・・。

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バスで「ドメーヌ・フィリップ・アリエ」さんに到着しました。

まず「リュイスリー」の畑の下の「カーヴ」へ。「カーヴ」とはワインの樽の貯蔵庫のことです。

洞窟の中に樽が何個も並んでいました。

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雨で畑に行けず、そのまま洞窟の中でワインのテイスティングと蔵の説明をしていただきました。

その後、「コトー・ド・ノワレ」の畑の横の「カーヴ」に移動しました。フランスは大昔、海だっただけのことはあり石灰質です。

その石灰層をくりぬいて洞窟を作ります。

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「カーヴ」の扉は太陽がモチーフになった素敵な扉です。

壁に触れると黒いジャンパーが真っ白になってしまいます。

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この洞窟の中には、暖炉もあります。

特大ステーキが焼かれ、贅沢な昼食をごちそうになりました。

セボン!マニフィック!

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ドメーヌ・フィリップ・アリエはトゥーレーヌ地区にありA.O.C.シノンと呼ばれるワインがカベルネ・フランから造られます。

誰もが認めるシノンNo.1の生産者です。

ワイン評論家のロバート・パーカーJr.は、アリエさんのワインを飲んでからシノンが好きになり、ロワールのワインを評価するようになったといわれています。

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ロワールのカベルネ・フランは「ピーマン」に喩えられたりしますがアリエさんが造るとそんな青臭さのみじんも感じさせません。

肉料理との相性はもちろんですが、海のミネラルから来る塩っぽさがフィニッシュで感じられ魚料理との相性も抜群のワインです。

タンニンのザラザラ感もなくビロードのようです。

まさに「フィネス」繊細という言葉がぴったりあてはまります。

もちろん果実味と酸のバランスも最高。

クリスマスやお正月など、とっておきのシーンにぜひ用意して欲しいです。

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ワイナリー訪問はまだまだ続きます。次回もお楽しみに。 武元 久一 


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2011年02月05日

ドメーヌ・ピエール・ビーズ

9月16日、ペノさんとお別れし、クロード・パパン氏所有の「ドメーヌ・ド・ピエール・ビーズ」さんへ向かいました。

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小雨まじりの肌寒い日でしたが到着すると収穫の容器で遊ぶパパンさんのお孫さんがお出迎えしてくれました。

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ちょうど雨もあがり畑をみせていただくことになり、パパンさんの後に続いて歩いて行きました。

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「測れるものは測った方がうまくいく」という「畑の先生」パパンさん。

少し歩くごとに地下の土壌の様子が違っていることを知り尽くされ、地中に温度計を入れて温度管理をしたり、独自の気象観測設備までありました。

岩盤の上に土壌があるのですが、地表から岩盤までの距離が長いと葉っぱが多く緑が深く、短いと葉が少なく緑がうすくなっています。

これは距離が長いほど保湿力が高いからだそうです。

長いところには黒ぶどうのカベルネ・フラン、短いところには白ぶどうのシュナン・ブランが植えられています。

黒ぶどうの方がより多くの水分が必要だからだそうです。

畑からの帰り道、よく耕された畑があり、パパンさんがの畑のぶどうを食べてみるようにおっしゃったので一粒口の中に入れました。

すると、これまでの畑のぶどうとは違い酸っぱくておいしくありませんでした。

パパンさん曰く、耕し過ぎると地中の水分が蒸発してしまうからだそうです。

「過ぎたるは及ばざるが如し」といいますがその通りです。

後で良く聞いてみるとそこはパパンさんの畑ではなく他人の畑だった!!!勝手にぶどうを食べてもよかったのかな??

ワイナリーに戻ると15種類のワインのテイスティングの用意をして下さっていました。

1本ずつ丁寧に説明が始まります。

しかし、今の時間は夜8時。

「時間に限りがあります」バスの運転手のシルヴァンさん、今日は夜9時以降働くと罰せられるのです。

パパンさんは少しがっかりしたご様子でしたが、日本人以上に事情をよくご理解され、何本かとばしながら最後の「コトー・デュ・レイヨン」「カール・ド・ショーム」といった遅摘みの高級デザートワインまで試飲させていただきました。

パパンさんのワイナリーは、ロワール地方アンジュ・ソミュール地区にあり「シュナン・ブラン」という白ぶどうを栽培されています。

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ワインになるとアロマティクスといってぶどう本来のアロマがそのまま瓶詰めされたイメージの華やかな香りが特徴で、白い花や蜂蜜のような香りがし、口に含むとそのイメージ通りの味わいが口中に広がり、とても幸せなホッとした気持ちになります。

「シュナン・ブラン」からは甘口から辛口までさまざまなワインが造られ「サヴニエール」という辛口ワインがあります。

甘口と勘違いするような甘い香りですが口に含むとしっかり辛口で日本酒のイメージです。

天ぷらや魚のバター焼きにとってもよく合います。

秋の夜長にちびちびやりたいワインです。

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なごり惜しみつつ、シルヴァンさんの時間内にアンジェのホテルへ戻された僕たちは、アンジェの町の自然派ワインバーへとフランスの秋の夜長を楽しむのでした。

実はきのうも行きました。連ちゃんです(笑)。   
                             武元 久一


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ドメーヌ・ド・ピエール・ビーズ クロード・パパンさんのワインはこちら


クロ・ド・クレーヌ サヴニエール http://takeya.ocnk.net/product/235
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2011年02月04日

ドメーヌ・ド・ラ・セネシャリエール

9月16日、一番最初の訪問先は「ドメーヌ・ド・ラ・セネシャリエール」のマルク・ペノさん。

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朝8時にアンジェの町のホテルからバスに乗り向かいました。

空は、どんよりした曇り空でした。だんだん小雨が降りだしました。

ペノさんと言えば、醸造所の屋根に穴があいていて、トイレも無いんだよ・・って聞いていたので、そんな期待?を持って向かいました。

ワイナリーに着くとペノさんが大きく両手を振って出迎えて下さいました。

醸造所の屋根も修理されており、畑の脇にトイレ小屋が完成、それがなんと「おがくず」を掛ける「エコトイレ」でした。ペノさんらしいです(笑)。

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畑を見せていただきましたが、収穫前だと言うのにほとんどぶどうの房が残っていません。

よくよく尋ねてみると、通常このあたりでは1本のぶどう樹に約15房残すのですが、ペノさんは3房しか残さないそうです。

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1本の樹が吸い上げる養分の量は決まっているので、これほど収量を抑えたら、当然、凝縮したぶどうが育ちます。

なるほどです。

そう思えばペノさんのワインは安すぎです。

2年前、ワイナリーの経営が上手くいかず、もうワインが造れないかもしれないという状態だったのですが、支援して下さる方もあり、またペノさんのワインが復活しました。

彼にとってはお金よりも自分の思う美味しいワインを造ることしか興味がありません。

それだからこそ、この価格で、この美味しすぎるワインが出来るのです。

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ペノさんのワイナリーはロワール地方ナント地区にあります。

このあたりでは「ミュスカデ」というぶどうを使ってワインが造られ「ミュスカデ」や「ミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ」といったAOC(原産地呼称)が与えられます。

このAOCを名乗れば知名度が高くなるのですが、彼のワインは全て「テーブルワイン」です。

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美味しすぎるのでいわゆるミュスカデらしくなく、周りのやっかみもあり、AOCが名乗れません。

というか、自分の思い通りのワインを造るのでAOC検査にも出したりしないのです。

ミュスカデの他に「グロ・プラン」=「フォル・ブランシュ」という品種も栽培しています。

一般的にこの品種は極めて酸が強く顔がゆがむほど酸っぱいので料理のレモン代わりになるほどです。

ところがペノさんが造れば顔がほころびます。

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なぜなら、酸はしっかりしているのですが果実味が凝縮しているからです。

昔このあたりは海だったので、海の香り、旨味も感じられめっちゃうまいです。

我々が訪問した日は収穫の真っ最中。

収穫は手摘みなので沢山の人手が必要です。

いろんな国から収穫の為に集まってきます。

日本人の女性もいらっしゃいました。

収穫はお祭りのようなもの、楽しく、テンションを上げて行います。

しばらくの間寝食をともにするので、恋が芽ばえ、結婚されるカップルもあるそうです♪

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ワインの試飲をして、スタッフの皆さんと一緒に昼食をいただき、とても楽しい時間を過ごしました。

自分の理想のワインのことしか頭にないペノさんのワインを存分に味わい、ますますペノさんのワインのファンになってしまった僕です。
   
                  武元 久一


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