朝7時にホテルを出発し、8時に到着しました。
もう、南仏ではなく、ここはブルゴーニュです。
朝早かったせいか、肌寒ささえも感じました。
2009年は天候に恵まれ、もうすでに収穫は終わっていました。
収穫が出来ると思っていたので、ちょっとガッカリ。
ラフォレさんの醸造所は、レニエ村にあります。
丘の上に畑があり、谷越しに向こうの丘は、ボージョレー・ヴィラージュの畑です。
晴れるとモンブランが見えるそうで、とても見晴らしのよいところです。
ラフォレさんは、奥さんと三つ子の息子さんのうちのひとりトマ君と三人で経営されています。
ボージョレー・ヴィラージュ、レニエ、ブルイィ、コート・ド・ブルイィに畑を持ちます。
栽培しているぶどうは「ガメイ」で、赤ワインとロゼワインを造ります。
このあたりは大陸性気候なので、夏から秋にかけては、雨はほとんど降りません。
手の形のように、枝を五本残すゴブレ方式で剪定しているので、機械による収穫は出来ないため、100%手摘みです。
樹齢は平均60年、最高90年まであり、代々受け継がれた樹が大切に栽培されています。
483mと1012mの山に挟まれ、この二つの山が風を遮り、日だまりとなり、他より早くぶどうが熟します。
土壌は花崗岩が風化して砂状になったもので、これが蓄熱してなお一層早く熟す要因になっています。
熱を伝わりやすくするため、ぶどう樹はとても背が低いです。
低い姿勢での収穫はかなりきついそうです。
一番早く熟すので、いち早くワインにして売り出すことが出来ます。
ということで、このあたりは「ボージョレー・ヌーヴォーの発祥の地」となりました。
かつては、解禁日がなかったので、早い者勝ちで、リヨンやディジョンに売りに行くと「バカ売れ」したそうです。
今ではそういうわけにはいきませんが・・。
ラフォレさんでは、収穫したぶどうを窓から醸造所に入れて、ベルトコンベアーで地下のタンクに運びます。
グラップ・アンチェールといって房のままタンクに入れます。
野生酵母が活発になる28〜30℃で醗酵させます。
昼食をごちそうになりました。
久々に葉物野菜のサラダにありつけました。
自家製とは嬉しい限りです。
部屋には収穫に来られた人の写真が貼ってありました。
収穫は、北ヨーロッパのきれいな女性を集めるとうまくいくそうです。なるほど・・。
ヌーヴォーの印象が強いボージョレーですが、熟成させたタイプのものも試飲させていただきました。
何と1989年のボージョレー・ヴィラージュです。
ボージョレーといえども、しっかり造ればこんなに熟成できるものかと感心しました。
2009年は1947年、1976年以来の例外的によく熟したいい年でした。
醗酵中の2009年ボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーを一足お先に、乾杯!
ラフォレさんでは、ヌーヴォーの他に、クリュ・ボージョレーを造られています。
今飲んでも美味しいし、10年、20年の熟成が期待できるワインです。
ラフォレさんを最後に、バスにて、一路シャルル・ド・ゴール空港へと帰国の途へ着きました。
何とパリの街並みを横目に、高速道路にて素通りです。
これにて、2009年のワイナリー訪問記を終わります。 武元 久一
現地買い付けワインのお店「たけや」http://takeya.ocnk.net/
ジャン・マルク・ラフォレさんのワインはこちら
レニエ http://takeya.ocnk.net/product/295
ブルイィ http://takeya.ocnk.net/product/296
コート・ド・ブルイィ http://takeya.ocnk.net/product/297
ブルイィ・キュヴェ・プレステージ http://takeya.ocnk.net/product/306

