2011年02月09日

パスカル・シモニュッティ

9月18日、曇り。ロワール地方は9月というのに肌寒いです。

今日は、「パスカル・シモニュッティ」さんへ。

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3年前に来日された時、真冬の1月というのにTシャツ姿だったのがとても印象的な彼、今回も真っ赤なTシャツで迎えてくれました。

蔵に着いたが、そのままバスに乗ったまま畑へ。

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畑の回りには森があり、草が生え、りすやジビエなどが生息し、土壌には微生物がいて、それぞれが影響しあった大自然の中にあります。

この自然な環境が大切です。

パスカルは現在5haの畑でぶどうを栽培、その内1.2haがオーナー、3.8haが賃貸です。

賃料は出来たワインでちょこっとだけ支払っているそうです。

ぶどうは、樹齢90歳のピノー・ドニス、シュナン・ブラン、グロロー、そして、世界でここだけといわれる100歳以上のガスコンが栽培されています。

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100歳以上の木は砂質土壌に植えられています。

砂質土壌はフィロキセラ(フランス全土を襲った害虫)に強いといわれていますが、ここでもみごと生き残り、純粋なフランス産の古樹が頑張っていました。

大昔から植えられているので、同じ区画の中にいろんな品種が植えられ、この大らかさがたまらなくいい感じです。

ガメイの粒、何と果汁が赤い、よく熟すと果汁までもが赤くなるそうです。

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畑には、「火打石」がゴロゴロしています。

これはワインの香りや味に影響します。

スモーキーな香りがするワインに「火打石」の香りなどと白ワインの香りを表現する時によく使いますが、こういう土壌で育ったぶどうから出来たワインなんだなと再認識しました。

また、少し歩くと「ミュール」を見つけました。

別名ブラックベリーです。

赤ワインの香りを表現する時によく使いますが、実際見るのは初めてでした。

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そうこうしていると、パスカルの携帯に宅配業者から電話がかかってきました。

通販で注文したスニーカーが届いたようです。

パスカルが通販で物を買っているとはちょっと驚きました(笑)何しろ田舎なので再配達をしてもらうのも大変なので急いでパスカルは蔵に戻りました。

僕達も蔵に戻り、ワインの試飲をさせていただくことに。しかし、グラスが足りないと、パスカルはご近所にグラスを借りに行ってしまいました。

このあたりもパスカルらしい!かなりの時間、のんびりと待った。こののんびり感もいやではない。

自然派の中にも自然派と正統派があり、パスカルは自然派の自然派。簡単に言うと何もしない派。

ぶとうを除梗せず房のまま醗酵槽に入れる「グラップ・アンチェール」という方法でワインを造ります。

この方法で醸造するとアロマやフレッシュさがしっかり残ったワインになります。

ぶとうの梗までしっかり熟したものでなければこの方法は使えないそうです。

彼の風貌から付いたあだ名は「空海」外観だけでなく、自分の思うワインをたったひとりで造り続けている様子は悟りを開いた僧侶のようにも思えたから。

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それに何と言ってもパスカルのワインは、田舎ののどかさ、パスカルの性格がそのまま入ったようなワイン。

のんびり夜な夜な飲みたいワイン。

かしこまったお料理でなく、手造りのパテをいただきながらね。

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そんなパスカルの自然にすうっと体にしみわたる、やみつきになるワインはいかがでしょうか?

ワイナリー訪問はまだまだ続きます。次回もお楽しみに。 武元 久一

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パスカル・シモニュッティさんのワインはこちら


ル・プレ・ノワール http://takeya.ocnk.net/product/278


ボワール・チュ http://takeya.ocnk.net/product/304
posted by まゆな at 16:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする